ななかまどのお気に入りの歌一覧
千映2
この桜母の最後の花見だと押す車椅子力がこもる
14
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杜鵑草
はるかすみあをく煙れる生駒山ちやうど良きかな大坂の春
10
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ガビー
悪しき火を鎮めるというサラマンダー 熾火の如き疫病を消せ
2
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広葉樹
せせらぎに春の日差して匂ひ立つ僅かばかりのなまぐささかな
14
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恣翁
東の空は仄かに白めるを 街は未だに昏く睡れり
20
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更紗
道ならぬ 恋に終わりを告げた朝 窓を開ければ一陣の風
50
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更紗
会いたいと言ってしまえば楽なのに君のほうから言って欲しくて
8
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更紗
いつになく君の仕草が気になって始まった恋にうろたえている
10
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更紗
思い出は流れ流れて辿り着く記憶の海に漂う小舟
16
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里香
よるよなか 語り合うとき ほとばしる 熱 忘れまじ 闇降りるとも
12
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横井 信
動き出す列車の窓の山けむるこころ細くも雨の出発
18
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杜鵑草
微睡めば追ひしもつかぬ君が影露けき草の濡るる枕は
9
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萱斎院
よのなかにさくらたえなば花の闇 かくすたもとのいろも知らずや
11
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茂作
たずぬれば石山寺にむらさきの 花は見えねどうぐひすの鳴く
19
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ひな ろくろう
わが影が歩道のうへに映りゐて傀儡のやうに兩足うごく
6
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KEN
二度咲けぬ 椿の思ひ 泥土に燃ゆ 焔とならむ 雨に冱え冱え
19
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舞
給料日 妻と贅沢 回る寿司 ささやかな幸 分かち合いつつ
11
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久迷仙人
追ひ越しの乙女の香り春の宵 自轉車道にしばし漂ふ
9
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ひな ろくろう
じわじわとアメーバの如く廣がるはテレビに映る雨の天氣圖
6
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へし切
雨降って 地固まると言ふように 平和の訪れ願う春の日
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