灰色猫のお気に入りの歌一覧
へし切
いくつもの秋の野分の襲い来る雨戸の軋む音に戦く
25
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沙久
ストライクゾーンに入って来てもいい 「よ」って言う前に飛び込んでやる
21
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呉竹の憂き節
忘れても同じ夢こそあはれなれ見る見ぬ程を白波の跡
5
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鴎
慰めを求む心に音楽を注ぐ世界が変わらぬままで
4
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己利善慮鬼
波止場なる海の光に照れるよう君が手に取る麦藁帽子
12
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萱斎院
いづみ川ははその杜に吹く風の 流れてもなほ思ひとどめむ
9
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葱りんと
止まぬ雨 「蝦夷梅雨」だよと 盆過ぎて 紫陽花未だ 咲いている故
12
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筍
午前二時最期に言った一言は「電線で首を吊りたいのです。」
5
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夢士
野わけ去り虫の音冴ゆる夕焼け空残りし花火子等に与えむ
19
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桐生賄
震災で 隙間だらけの 我が自宅 隙間風受け カーテン揺れる
20
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桐生賄
ゴウゴウと 雨風強く 心配す 咲き始めた菊 無事だろうかと
16
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筍
新月のよるだけ届くメッセージ見えない君から見えない僕へ
9
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絮谷新
月の露少女の腕を伝ひては蜜の満ちたる白き茉莉花
19
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果禾緒
静けさが来て一人西瓜をかじる音響く 暴風雨去りし部屋に
6
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己利善慮鬼
君だけに憂いて欲しい泣いて欲しい死んだみたいに眠る自分を
6
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コーヤ
川べりでひとむら燃える曼珠沙華川風受けて涼しげに揺れ
20
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コーヤ
華やかに咲く百日紅眺めおり静かに暮れて残照のころ
23
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夕夏
ひとりでいきていけるつよさがほしいあなたとわたしつづけるために
4
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詠み人知らず
鳥皮の油じゅうじゅう出てくれば 百五十円 今夜のメイン
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夕夏
わたしにひつようなものあなたからのたわいもないひとことだけなの
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