灰色猫のお気に入りの歌一覧
もも桜
亡き人の思ひ出深き品々を供へ物とす蝋燭仕立て
5
もっと見る
もも桜
盆休みあれよあれよと過ぎ去つて疲れ溜まつて氣力も沸かず
3
もっと見る
野々花
お茶碗に一杯分の冷御飯小麦粉混ぜてこねつけにする
12
もっと見る
野々花
最近のチラシ両面印刷で種袋にもメモにもならぬ
11
もっと見る
詠み人知らず
色恋が愛情になり当然に 家族になりて 白骨となる
21
もっと見る
みやこうまし
還暦を迎えし息子 長寿とう仲間に入りて 肩を並べる
13
もっと見る
愚と楽
アツすぎて アイスがとけし うろたへの ころもべっとり オコのやんまま
12
もっと見る
うめ
つないだ手そのままにして空仰ぐ 頬の火照りをごまかす花火
6
もっと見る
坂田透
傷だらけの君の秘密を知りつつも 口開くまでは傍ら寄り添う
4
もっと見る
美咲
すぅすぅと受話器の中の無防備なあなたの声と添い寝している
7
もっと見る
桐生賄
うたのわで 初めて知った 「野分け」って? 事典で調べ 勉強になり
14
もっと見る
舞
ささ竹の揺れる夕暮れささやかな風良き残暑葉擦れ清やけく
14
もっと見る
みん
不思議だね 自分のことをオレと言うあなたにドキッとしている私
7
もっと見る
みん
意味なんて無いだろうけど嬉しいな 一人称が「オレ」になったこと
7
もっと見る
新座の迷い人
窓の外 明り差し込み 月明かり 星も見えずに 上弦の月
7
もっと見る
周小黒
悩むときいつも隣にある言葉「生きる意味より死なない工夫」
8
もっと見る
詠み人知らず
たとえ明日 きみに嫌われるとしても どうかそれまで好きでいさせて
3
もっと見る
詠み人知らず
「また明日、おやすみなさい」と打つメール いつかあなたに送れるといいな
6
もっと見る
鈴木たとえば
月光が雨後の欄干濡らす時ああ夏という一人の母胎
11
もっと見る
鈴木たとえば
教室に孕まれてゐる私たち窓に夜闇の皮膜が降りる
10
もっと見る
[1]
<<
3105
|
3106
|
3107
|
3108
|
3109
|
3110
|
3111
|
3112
|
3113
|
3114
|
3115
>>
[4552]