灰色猫のお気に入りの歌一覧
筍
鈍行にのせて運んだ僕達はふわりと宙を漂うばかり
4
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優器ルミネ
冠柳の下で亡き蝉の声をかき消す拍手喝采夏終わる
3
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宴
かげろうの向こうにいなくなったひと菊もしおれる猛暑日のこと
7
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こぐまじゅんこ
ままごとのおにぎりひとつはるくんはいっしょたべよってカタコトはなす
3
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高松 蓮
夏ばてて 頭がふらふら していても 目と手が進める ルーチンワーク
6
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桜田 武
土砂降りの電線に並ぶカラス群自然の難に耐える逞しさ
8
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このえ
思ひわぶ 頼めし人の行き絶えぬ 失ひがたき思ひかきみか
4
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このえ
肩に負う重い荷物に背を押され例より早く足の行く朝
10
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桜田 武
孫の覚えし言葉を聞くが楽しみ中には「ばばあ」とありて仰天
8
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夕夏
いつだっていまをあらがいわがこころいきることだけただそれだけで
5
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恣翁
餌に飽きて 帆柱の下 項垂るる犬や 髀肉を託ちたるらむ
14
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舞
朝焼けに有ると思わす明星の光のもとに神々の山
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新座の迷い人
宗教が 争い殺しあい 穏やかに 教えられぬか 争い悲し
7
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ゆりこ
海の匂い。焼けた横顔、助手席とすこし縮んだポロシャツからも
15
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みやこうまし
朝早くショートステイに妻送り一風呂浴びて清々とする
16
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芳立
ぬばたまのポッキーひとつ挟み込みルージュはなんの味がしてゐる
5
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千映
次々に貰うなすびの有難く半月買わず初秋味わう
14
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千映
夏の雲十種あるらしこの夏はゆくりと空も眺めず終わる
8
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クロネコ
帰り道 晩夏の夜風 吹き遊ぶ 路地に響くは 涼の斉唱
6
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林林
メモ紙にも種袋にもなれねどもごみ箱 飛行機 紙鉄砲に
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