夕夏のお気に入りの歌一覧
横井 信
少しずつすり減ってゆく杖先に歩いた道の記憶が宿る
19
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千映
早急に児相教育必要と痛ましい子の死から学ぶ
8
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露草
亡き友の自給自足の夢を継ぎ土を耕し種を撒く吾
16
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つばす
暖かな川面に遊ぶ鴨たちよ もう飛び立つ日思うものかは
4
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千映
亡くなった父の名タグに黒々と気にせず纏う夫の下着
11
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蔓葵
雪解けに花待つひまもなかりけりこよみのほかも春ぞ立ちぬる
12
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うすべに
春たちて 朝陽に消えるなごり雪 愛宕の山にかかる冬虹
19
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へし切
春かすみ立てるやいづこ山里の木の芽ははるの花もにほはぬ
21
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夢士
立春の声聞く今日の日差しかな街往く人のダウン重たげ
17
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横井 信
柔らかく雨は大地を湿らせて一歩進んだ季節の歩み
14
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滝川昌之
稜線がかすめば緩む冷え込みに山々肩の力抜きおり
16
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可不可
今日わたしに居眠り警報でてゐるぞ 春一番は吹かないかはり
7
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洩矢転石
眩しげにきみがまばたきするたびに季節は少し、少し進んだ
7
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ことほ(言祝)
遥か悠久のむかし鬼は庶民だった私と一緒豆は撒かない
4
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コタロー
冬の道必死に歩く人間を上から鴉カーカー嗤ふ
6
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舞
あなたからもらいて秘めし一片の詩集ひもとく恋という名の
9
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横井 信
今日もまた疲れて帰る新月の冷たい夜に星は瞬く
14
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詠み人知らず
時雨来てけぶる山並み県境い落ち葉舞坂春まだ遠い
10
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新座の迷い人
もがり笛 聞きながら行く 妻のもと 我の病で 面会謝絶
5
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つゆふみ
あの事件震災と呼ぶ やめようよ業務上致死 災害とちゃう
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