詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ゆうくん
花びらは 四月の字幕 その空に 映るあの日の 青い映画が
2
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聴雨
青柳の糸よりむすびこぼれたる雨に打たるる菫ゆかしき
9
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聴雨
春なかば花の出湯の温もりにほのと色へる母のやすらぎ
7
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芳立
男性はええかつこしいの歌を詠み女性はやたら悲劇のヒロイン
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紫草
一輛の箱がことこと走り行くのいちごの咲く丘の単線
14
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もぢずり
「わが仲間、細胞たちよ今はしも死にゆく刻ぞ」引き連れ去りぬ
1
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源朝臣友信
指先の桜一片吹き返し 時には神を堕としめな女
9
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源朝臣友信
玉藻なす寄する波間に散る夕陽 ゑまひし父の映りては消ゆ
11
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源朝臣友信
かぎろへばそらみつやまと燃えに燃ゆからくれなゐに立てよ青草
7
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源朝臣友信
風渡るいよよ緑の並木道にはなみずきみを遠く眺むる
6
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源朝臣友信
谷蟾のきはみさわたる陸奥の傷癒ゆるまで草萌え出でよ
8
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岩崎純一(純星)
落つる日になほ色映ゆる雪と見ゆ桜に霞む黄昏の空
7
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聴雨
久方の雨に心を冷ます如ふと庭先にたたずむゆふべ
12
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聴雨
色淡くさみしき夏のゆふぐれに愁ふる雨のごときひぐらし
15
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河のほとり
ながむれば雲と霞に峰消えてこの山もとは春雨ぞふる
11
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河のほとり
星々の光かなしき天の海ゆく魂の果てと思へば
10
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桜町
過ぎぬれば見し世の風も懐かしく花橘の香ににほひける
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河のほとり
花の光絶えにし杜はうぐひすの鳴けどもまどふばかりとぞ聞く
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
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灰色猫
保護室に閉じ込められた一週間飲まず食わずで見つめた星座
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