幸湖のお気に入りの歌一覧
大埜真巫子.
しとしとと 雨降る午後の 裁縫は 自分の傷口 縫うかのようだ
58
もっと見る
大埜真巫子.
マニキュアを しない爪の幼さは しばらく忘れていた うつくしさ
64
もっと見る
大埜真巫子.
一日を ただ生きていく ひたすらに まっすぐのびる 枝のように
83
もっと見る
花撫
病状は一進一退 鉢植えの紫パンジーつよく咲いてる
6
もっと見る
潮月繁樹
夕凪の茣蓙となりたる瀬戸の海 テトラポットで獨り立ちみる
50
もっと見る
潮月繁樹
菜の花に 粉雪舞いて 弥生かな 苛立つなかれ 留まるなかれ
15
もっと見る
もなca
懐かしい場所に懐かしい人がいて巻き戻される時間の記憶
20
もっと見る
さえね
春霜に朝の光がさすときにすべての罪をゆるしてほしい
6
もっと見る
雨貝まつり
姫のごと愛してくれた人を捨て君の娼婦となりし冬の日
8
もっと見る
浅草大将
胸ふかく月の光のささなみや志賀のあふみの夜をとがめて
11
もっと見る
文月
いろ褪せた記憶の欠けら寄せ集め繋ぎ合はせる冬の陽だまり
12
もっと見る
卯月
あの日には一歳だった幼子の今の齢で幾とせを知る
10
もっと見る
あまおう
牛丼を食べてみたいというきみに あわせてゆっくり、ほおばってます
18
もっと見る
紹益
汚染水 制御できずに 今日もまた 豊かな海を 汚し続ける
28
もっと見る
ユキ
辛いなら楽しいものにしてしまえどうせやるならおもしろ可笑しく
7
もっと見る
ゐわむら
生きるとは貴方の思いを紡ぐこと 季節は廻りてまた春の来たり
9
もっと見る
もなca
凍てついた土をゆっくり押し上げてひかりの方へ新芽は伸びる
22
もっと見る
ながさき
四年前 突如発生 大震災 未曽有の被害 苦難は今も
17
もっと見る
詠み人知らず
四年経て黙とうすれど震えたり爆弾のつく低気圧なり
7
もっと見る
みん
褒められて、照れ笑い浮かべるようなとこが、この上なく大好きで。
6
もっと見る
[1]
<<
304
|
305
|
306
|
307
|
308
|
309
|
310
|
311
|
312
|
313
|
314
>>
[317]