詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
夕間暮れ半身の蝉の亡骸は雲の形で終わりを識った
5
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可不可
変人と奇人とバラバラだったのが 一緒にリビング 節電とか言ひ
6
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せみど
おかあさん味のおかずと題されし本は机に母はまくらに
7
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せみど
気に入りのヒールと君はよく似てて痛くてもスキと信じなきゃ駄目
5
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詠み人知らず
オジサンがプハー!としてこそ美味そうなビールのCM若い娘(コ)要らぬ
3
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詠み人知らず
哀しみに寄り添い共感するだけで癒されている励まさずとも
4
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詠み人知らず
重くなる余計な感情捨ててゆく手ぶらが良いさ老いて行く身は
6
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コタロー
夕暮の畑に群れし赤とんぼドレミドレミと歌ふが如く
8
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滝川昌之
暑過ぎた夏に膨らむ電気代 水物ばかりで緩んだ腹と
14
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つばす
散歩する犬の名前は分かるけど 連れてる人は名無しの権さん
1
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横井 信
消えてゆく真夏の熱を蓄えて実る果実の甘い誘惑
13
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荒野のペンギン
黄昏に浮かんで並ぶビルの群れ忘れ去られた墓標の如し
7
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松本直哉
をりとりて髪にかざせる花ばなのいのちみじかき恋もするかな
4
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恣翁
永年の孤衾に 春の来たるらし 日を追ひて濃く 君と睦めば
13
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恣翁
病得て 職辞したれば暦なし 実に舶に暮らせるごとし
14
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滝川昌之
黒蝶は昼なお暗き森の精 翳り纏いて陰わたりゆく
20
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萱斎院
身を知りし雨に打たるる空蝉の 数ならぬ身をたれやしのばむ
9
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夢士
首筋をぞくっと冷たきものはしり当てる手に在り青き蟷螂
13
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横井 信
耳元で激しく踊る雨音に秋を探して届く虫の音
12
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滝川昌之
黒南風が集める雲はまだ薄く気長に待つと籠るマイマイ
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