横井 信のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
家の軒に 巣くふ燕わたり來す にほてる冲の廣き海原
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鞘森天十里
地下の書庫は古書の匂ひが充ちてをり深呼吸して階段上がる
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小春空
定型とそれを外せるその中に創造の種を探してみんと
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滝川昌之
盾のごと房を枝垂れて一人立ち棚に群れない気高き藤よ
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広葉樹
頭なで頬よせ抱きたき賓頭盧の音写の響き離れ難しも
9
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ななかまど
去年の種持てる喜び春の土おこしつつ嗅ぐ大地の匂い
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830
コンクリの割れ目にひとつのびのびとたんぽぽの底力あっぱれ
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へし切
この花の紫にほふ花かげに 恋ふる人さへ淡くなりけり
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のぶ
やってみよ足りぬところは伸びしろの及ぶところは自信のみなもと
9
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ハーコット
飛んでけと撫でられもせぬその傷は痛み失せても記憶はビター
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恣翁
糠雨に 樹々の緑の鮮やかに いま降りぬがに濡れて新たし
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なりあきら
つかの間の 日差しを受けた 水面には 星座のような うたかたが浮く
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虹岡思惟造
公園の街灯照らす花水木色なき花を闇に咲かせて
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舞
売り家の 庭の片隅 花は咲く 主はなくとも 命なりけり
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び わ
紫陽花の茎がおられて道端に草花達も命あるもの
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つばす
幼さが顔に残るや一年生 背中にしょった初めての重み
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茂作
顏と顏よせて孫畫く繪を見るや ピカソに負けぬジジババの顏
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かを3
おはようと学生服の真新し漕ぎ行く背中幼さ残し
5
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杜鵑草
頼め来し成長期てふ言霊の及ばざりける身こそ惜しけれ
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つばす
渡り来たツバメのつがい早々と 疲れにめげず巣作り始む
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