栞のお気に入りの歌一覧
さとうはな
やわらかな嘘で紡いだ繭のなか眠る君だけ置き去りにする
9
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薫智
ひとひらの雪で始まる物語君と重なる声は「あっ雪」
22
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きりあ
雪女吹いて鳴らしたポッペンも寒さに壊れて悲しみ色に
17
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夏嶋 真子
ひたむきにひかりのかけら集めては太陽を編む冬のたんぽぽ
30
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たんぽぽすずめ。
明日からはパジャマを畳み殺人の現場のやうな夜を無くしたひ
11
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向日葵
いつだって満たされていたストーブの灯油は父の不器用な愛
33
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ほたる
君のそのお日様みたいな明るさが病を蹴飛ばす説得力なり
17
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三沢左右
青空を包み込みたるシーツあり幸せひとつ日曜の朝
34
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御崎 耕
繋ぎ止める言葉はなくておはようやおかえりがまた擦り切れていく
17
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御崎 耕
語らない犬の瞳が映す僕やさしいかたちの眼を模索して
17
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ふきのとう
ベッドから指一本でボード打ち社会とつながり友は生きる
19
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螢子
タイトルは「逃げる男と追う女」終わった恋は小説になる
10
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垂々
ゆく年とくる年そしてこなければならない幸よ平等に降れ
30
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垂々
冬来たりなば遠からず春が来る あたしちゃあんとわらってみせる
22
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ほたる
盲目の恋踏みにじり立ち上がれ君なき春へ深呼吸する
10
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ほたる
閉じこもる小さな部屋の容積が「安心感」というわたしの宇宙
7
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山本克夫
許してはくれない棘が喉もとに出かかる声を突き刺すのです
6
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山本克夫
明け方をなでていた風のこどもがわたしの頬もなでてくれた
5
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ほたる
この時間一人うた詠む寂しさを自由と呼ぼう春はまた来る
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たんぽぽすずめ。
大みそかみんな来れたねおめでとう跳ね飛ぶ年でありますように
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