加祢のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
そぼち立つ花にもかげのおくみえて満ちたる月はかけながら落つ
25
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詠み人知らず
ふりさけし夢もうつつもまぼろしもちとせちよふる花とこそみれ
31
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紫苑
驟雨去り日の暮れ方に口ずさむ歌つまづきて水無月の逝く
18
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紫苑
名にし負はば灯れば消ぬる夏虫を提灯花のひらき迎へよ
11
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紫苑
短夜にきれぎれの夢時の軸傾いで小さき死を繰り返す
13
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リンダ
淋しさを憎たらしさに変換しスマートフォンは素直になれない
11
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リンダ
しゃっくりの合間に詠んだ歌ゆえにカクンカクンと途切れてしまう
7
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リンダ
百メートルごとに打たれた杭かぞえ励まし歩く雨の山道
11
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ほたる
夏祭りあなたが近づくすれ違う数秒間のわたしの花火
13
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聴雨
夢に追へどなほもの遠き君が影月なき闇の深さにも似て
16
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聴雨
実をなさぬ花は一つもなしと説く土にまみれた父の横顔
17
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聴雨
切なさに愛しき人の名を呼べど届く宛なく闇に消え入る
11
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聴雨
降りそむる白雨に思ひこぼれ咲く朱夏にいろ添ふ凌霄花
10
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三沢左右
望月の隠りし夜にうち響く波を寄すがに袖をぞ濡らす
15
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まるたまる
いつだって元気な人が元気とは限らないのよ人に優しく
10
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まるたまる
髪に花挿して爪先赤くしてゼンブアナタノモノの証しに
9
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まるたまる
見たこともない花の蜜真夏日の朝食で想うカンガルー島
11
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芳立
ふたりのみあらまほしかりよの人のみなほしあひのころは雨ふれ
11
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芳立
かれ果ててふるにふられぬ袖笠のよにありがたきあめの打ち水
9
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浅草大将
夏ごしの雨にみそぎの夜は明けて白きむくげに露の耀よふ
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