ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
舞
鈴蘭の咲く頃寒しサッポロの街を濡らして白き五月雨
8
もっと見る
茂作
紫陽花の花の芽開くけはいあり 五月の雨の降り續く午後
14
もっと見る
うすべに
雨あがり もえる雲ゆく夕映えの若葉のつゆにあかね残して
11
もっと見る
美生子
リラ冷えの北海道の青い空コートの襟を立てて見上げる
11
もっと見る
滝川昌之
おふくろと分けてと妻に手渡せば仏壇にサクランボの小皿
15
もっと見る
痴光山
沼端に翡翠待ちてタブレット見るひと、カメラの並ぶ新緑
4
もっと見る
ななかまど
過ちを発酵させてはいけないよつまずいたって明日があるよ
13
もっと見る
へし切
庭の樹を嫌って伐るんじゃないんだよ命を惜しむに人も木もなし
9
もっと見る
舞
玉杯に花飲み干せば青葉へと時ゆく無情初つ夏の風
5
もっと見る
舞
秘めてある恋文朽ちて時折に揺らぎ立ち来るひとつ言霊
7
もっと見る
茂作
花惜しむ心や未だ捨てざりき 聲のみ聞こゆ夏のうぐひす
13
もっと見る
さいおん
白玉 緒貫依 吾玉 千遍縛 後逢
6
もっと見る
敦希
神楽舞へ 衣裳與り狼狽へる 御子に捧げし舞まだ拙く
6
もっと見る
うすべに
あじさいのつぼみを濡らすはしりあめ 湧いたみどりに音もかろやか
11
もっと見る
痴光山
駅階段下りは注意の吾をかすめ 一段抜きの 春風の子ら
5
もっと見る
滝川昌之
ソーダ水越しに観ている初夏の海グラスの縁取り溶けて蒼だけ
16
もっと見る
ななかまど
濁りゆく水の流るる用水路夏くる色を作る田植え機
15
もっと見る
へし切
天国の妻に母にと「ありがとう」こころに叫ぶ今日は母の日
13
もっと見る
舞
鼓草 ダンデライオン たんぽぽの 黄の一輪が道隅に咲く
6
もっと見る
茂作
一枝は母の遺影にかざし來ぬ 今年も屆く花カーネーション
13
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[244]