林林のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
俺の血を吸うなら潰す「プリゴジン」と名付けたやぶ蚊腕にとまれば
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洩矢転石
腹減った。なんにも起こらなかった日はなんにも起こさなかっただけだ。
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うすべに
秋たてば夕陽みおくる里山の 影をどよもす法師の声明
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詠み人知らず
文字違い 疲れ目擦り 目薬を さしてまかなう 夕飯ともに
3
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萱斎院
かがり火にいざなはるるや 夏虫のあきかぜたてど恋ひしとぞよる
10
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アシタカ
そのカドを左へシュッて曲がってなドン突き右がオレゴン州や
3
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アシタカ
カーテンの隙間から射す月光は老犬の毛を青白く映ゆ
6
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アシタカ
家を出てアレを忘れて戻ったがアレがなんだか忘れてしまう
8
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恣翁
朝晩の 目立ち初めにし秋色に 思ひを致す関寺小町
13
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舞
お日様の匂いの布団包まれて母読みくれる童話聞きつつ
11
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へし切
幾つもの 涙はあれど忘れえぬ 妻との別れ 子らの旅立ち
16
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アシタカ
雷に怯える老いた柴犬の丸い背中をそっと撫でやる
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アシタカ
お土産は母の作ったちらし寿司弟の子にこづかいをやる
4
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アシタカ
ゆで卵カラを剥くのが下手くそな僕の右手に愛をください
9
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アシタカ
平日の水族館は空いていてふて寝しているコツメカワウソ
6
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灰色猫
黒髪に黒しあさがほ結ひあはせ君を彩なす死化粧を終ふ
14
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芳立
わがあとは野焼きの煙ただ高くくゆるばかりの旅路なりけり
6
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横井 信
稲妻が夜空で走り雷鳴を数える夏の雨降る窓辺
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さいおん
鳴神 峰光而 忘来 光儀呼而 弥毛令照莫
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杜鵑草
この時期に残る宿題ものとせず遊ぶ子供はまさにサムライ
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[1987]