詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
着せたいと思った服は着たい服 親の「きたい」に子は着膨れる
17
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里香
病み上がり 寒さのつらくこたえしが 母のおかゆのいたく沁みいりぬ
29
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灰色猫
世間という冷えた刃物にぐっさりと背中を刺されでも歩きゃなか
10
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秋日好
一本だけ光浴びてる芝草の孤独を思う落ち葉かさこそ
10
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詠み人知らず
気がつけばのぼってるね老いの坂あしの運びに掛け声つけて
11
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みなま
昨日まで風の通りにいた猫が抱いてくれろと寄り来る夕べ
12
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夢士
おはようと声かけられて回れみぎ首寝違えた朝の挨拶
10
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芳立
駿河より富士はのぞまむ桜見の宴をねたむ甲斐しなければ
2
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へし切
サザンカのつぎつぎ咲きて散りいそぐ紅き莟のふふむ冬の日
15
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名鈴
言ひ契り みをつくし逢ふ 筒井筒 沖つ白波 凪ぎて静まれ
7
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松本直哉
うつし世のほとりにいこふ水鳥の羽交ひにあはき冬の日の照る
6
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横井 信
足速に歩いた秋も過ぎゆけば今年も空にオリオンの歌
13
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ななかまど
身の程も知らず付けたる柿の実をあきれるように自重の人は
9
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詠み人知らず
冬寒の中空ゆくりと北に舞う尾翼点滅東を目指す
13
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淡々パンダ
お揃いのドレス纏ってすましても ちくわは魚ちくわぶは粉
3
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つばす
黄葉するカエデ並木のこの場所は 黄金に輝く異次元空間
2
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蔓葵
八雲立つ出雲の奥の冬ざくら花も紅葉も神にあふころ
10
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滝川昌之
「見る会」に招かれ見るは別の花 桜は大事な人と見るべし
24
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蔓葵
しぐれ降る同じ雲よりおりながらなほ白妙の布引の滝
11
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滝川昌之
良くもない悪くもないの日常は「特筆無し」と記す好日
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