すばるのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
三人の爺さま電車に座りおり他になんにも記憶のない日
17
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へし切
無常にも君が面影薄れゆく忘れないでとうつむく紫蘭
29
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美津村
日の暮れていまだ帰らぬ妻を待つ幼き日母を待ちたるやうに
33
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詠み人知らず
玉葱と馬鈴薯を煮る匂いする 何ができるか母さん次第
20
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みなま
英国の桃色のばら今朝咲きぬ一年ぶりねお元気ですか
19
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恣翁
桃花こそ 春に色付き眉目良けれ 花散りぬれば 誰か訪ぬる
29
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美津村
階段を二段飛ばしに駆け上がる早く告げたしこのよろこびを
18
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恣翁
磨り減りて 面立ちすらも朧なる石仏群の 木洩れ日に映ゆ
61
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シュンイチ
自転車で隣の町まで行ったっけ ぼくがはじめて「おれ」と言った日
87
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詠み人知らず
都会には帰りたくないローカル線 いそがないひと間延びた時間
6
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あかる
言葉なく笑みし君の手重ねれば 我の指先ばかり冷たし
8
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たみお
気心の 知れた奴らと 割り勘で ランチセットを 分け合う休暇
7
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芳立
君がゆく長手に花はあらねどもあとに広がる七いろ絵巻
7
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詠み人知らず
眉ひそめ持病の辛さ語る人 うなづきながら聞いてない人
11
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美津村
愛も感謝も言葉に言ふは面映ゆくバースデーケーキをぶら下げ帰る
38
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詠み人知らず
君が泣き飼うことにしたミニうさぎ 生きた証を敷居に刻み
23
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へし切
恋人に逢いたい時は理由などある筈もなく無性に逢いたい
56
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あき
なにげなく弄った髪がなんとなく勿体なくて美術館なう。
32
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
305
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詠み人知らず
ベランダに届く川面を渡る風 紫煙を散らす ご飯にしよう!
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