詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
蔓葵
昨日まで枝の紅葉をみづ鏡今日は氷にうつろひにけり
10
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うすべに
とき経ても昔におなじ散りもみじ 嵯峨野の庵の苔のむしろに
13
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松本直哉
知られじな夜もすがら吹く木枯らしに散るもみぢ葉のつもる思ひを
10
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ななかまど
一本の草のなまえを知りたればいつもの路は新しき路
12
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千映
湯たんぽの袋を手縫い母の着たパジャマの生地のまだ活躍す
9
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里香
裁判官みんな自分が裁判官 冤罪たっぷり誤解たっぷり
4
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寝惚亭奥地新吾
野良猫はノラと名付けつ「人形の家」の人物自立しており
3
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詠み人知らず
歯痒くて叫んでみても結局はプレパラートの中の人生
5
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水色一揆
喪失に荒ぶむらぎも呼び返せ獣なれども無垢なる命
8
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芳立
風花はまだ咲かねども大霜のおく山白く映ゆる空かな
10
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滝川昌之
次年から年賀辞退と恩師より儀礼の鬼が角終いゆく
15
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寝惚亭奥地新吾
山茶花の咲き始めたる生け垣の空を覆える雪待ちの雲
5
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名鈴
薔薇より 薺を愛づる 君なれば 否びらるとも なほ心寄す
13
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灰色猫
こんなにも心が飢えていたなんて君に会うまでわからなかったの
10
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灰色猫
弁当をチンする時のすみっこのたくあんたちがもう断末魔
9
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滝川昌之
抜け出せば後ろ髪引く寝床かなポインセチアの凛と咲く朝
22
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名鈴
あはれよだか 言ひくたされて 追ひ棄たれ 雲居まで越し 星となりゆく
13
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名鈴
いみじき絵 人にあはれを 抱かせる いかなる術を 隠し籠むるや
9
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名鈴
有識の 覚え高かる 方々は 時も隔ても 事無く論ず
11
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名鈴
嵐の夜 闇に惑ふて 得し逢ふ瀬 世に密か事 隠ろへ忍ぶ
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