半格斎のお気に入りの歌一覧
光源氏
山の影うすらに落つる雨を得てたちまち濡るる色ぞかなしき
18
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光源氏
いつしかと出でし月夜に願ひ込め心に立てし影ぞゆかしき
17
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光源氏
あさましき思ひなりしが今日もまた流す涙を數ふうたかた
20
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浅草大将
恋ひ死なばただ一筋の風となり夜ごと窓辺に君と語らむ
14
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螢子
日盛りを過ぎれば涼し風の吹き蕾をつける秋薔薇たちよ
15
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浅草大将
さまよひて帰る宛なきたましひを迎へ送るや野辺の蛍火
14
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四季野 遊
病む我に三十路の息子桃剥きて口元に寄す甘き冷たき
13
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浅草大将
我が胸に今宵限りと燃ゆるべしならぬ恋路に君を送り火
19
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平 美盛
古都の夜を 焦がす送り火 加茂川の 水面燃やして 精霊流し
12
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島祝
千里浜は雲居を敷くとみるまでに見渡すかぎり真砂なりけり
21
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沙羅
輝いて生きるために必要か不必要かはわたしが決める
21
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恣翁
父母の 間を兩手 引かれつつ 足取り確かに 歩む幼子
49
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武田シンノスケ
夏休み僕らが泳いだあの波止で今や飛び込む少年もなし
25
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垂々
悲しみをト音記号のうずまきに隠してうたう「元気でいてね」
39
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光源氏
月の夜の肌のほてりはうるはしき手などたがはせ色にまどふや
23
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聴雨
白妙の雲居たゆたふことなきを今更に知りしのぶ忘れ音
21
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聴雨
はつ秋の花にしたたる銀の雨蕾ほころびくれなゐ匂ふ
20
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浅草大将
友舟や夜もふけしのかぢ枕まことうし津に今朝は別るる
18
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澤木淳枝
あくがれは 遠きにありて 思ふもの触れたるきはに 泡と消ゆるや
17
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沙羅
夕間暮れうすむらさきのせつなさが優しく包む涙のつぼみを
12
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