半格斎のお気に入りの歌一覧
すみすみ
大銀杏の若葉はぐんぐん育ちゆく子らの励ます思ひ受けつつ
13
もっと見る
粕春大君
たちのぼる峰の秋霧弓張りの月のいるさに晴れわたらなむ
25
もっと見る
さる
暑ささけ山荘にくる老ひひとりひぐらしの声秋の気配に
7
もっと見る
只野ハル
苔の生す崩れた墓石名も消えて誰の涙か朝露光る
33
もっと見る
垂々
「待たせたね」聞こえたようでふりむけばぽとりと落ちる線香花火
31
もっと見る
平 美盛
人の世の 一生なんて 儚けり 空に舞い飛ぶ シャボンの如く
15
もっと見る
浅草大将
いつしかに人の姿もなきの海夕べすずしき風立たずとも
13
もっと見る
トーヤ
「秋です」と最初に教えてくれたのは声も届かぬ高き青空
61
もっと見る
たんぽぽすずめ。
告白はどもるぐらいで手を繋ぐほどの二人を守ってくれる
16
もっと見る
たんぽぽすずめ。
湯剥きした青いトマトは誘惑に散った浜辺の乙女の如く
19
もっと見る
聴雨
陽にあふれ紅こぼれ咲く百日紅わが想ひぞと君に見せたし
32
もっと見る
加祢
日も暮れし忙しき盆のお帰りに送り火焚きて路を灯せり
21
もっと見る
竹本未來
唐突に終わった恋の弔いを 深爪少女黒いマニキュア
5
もっと見る
垂々
逃げ道は西につくっておきました夕陽の先で溶けてください
19
もっと見る
たんぽぽすずめ。
思春期の擬似恋愛の別れにもセピアの雨が降るといふらむ
17
もっと見る
彷徨子
暁に世を離るる日を思ふらむなほ苦しげに蝉の鳴けるは
6
もっと見る
舞
一片の歌のみ残す人生も それもまた詩虚しくはなし
5
もっと見る
舞
山川の風のしがらみ まだ早く 流れも清し十和田奥入瀬
5
もっと見る
三沢左右
明星を射るがごとくに弓めきて夏の終りを告ぐる三日月
34
もっと見る
光源氏
慟哭のうつろとなりし闇の川ただ一輪の花を供へて
18
もっと見る
[1]
<<
286
|
287
|
288
|
289
|
290
|
291
|
292
|
293
|
294
|
295
|
296
>>
[298]