御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
へし切
うたのわの友 去り行けばつれなしと 跡の哀しき 詠み人知らず
16
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虹岡思惟造
夕焼けの空を怖がることの無き世界となるを願う赤富士
11
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シダ
むすぶ手も知らずむすびし薄氷の割れてしづけし冬のつとめて
10
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草木藍
満開の梅にメジロの群れ来たり小枝揺らして花びらこぼす
11
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茂作
薄赤き梅の小枝にメジロ來て そよ吹く風の今日は柔らか
15
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鞘森天十里
家路への方角示す細き月 猫待つ家に沈むまでには
9
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鞘森天十里
人混みに白髪に聳ゆジーンズの父かと見紛う後ろ付きなん
8
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虹岡思惟造
ウヰスキー飲みつ気だるくピアノ弾く一癖ありげな老いしジャズマン
7
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KEN
とつくにの 光ばかりの 春想ふかは 風花ゆ 時雨に変へて 虹渡す天
15
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卓
約束を 破り泣かせた 遠い日に 戻れぬことに 笑みと涙と
2
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茂作
佛の座 名を唱へては摘む孫の 手にいつぱいの淡きむらさき
21
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卓
夜半過ぎ 君の香がして 目をさます もうすぐ彼岸 灰皿よせる
3
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横井 信
ただじっと冬の朝陽を待っている駅舎の鳩の見送る列車
16
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うすべに
ふるさとははるか彼方にしりぞいて 坂の向こうにまだ見ぬ峠
14
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鞘森天十里
いくたびも通ひならひし梅ヶ丘思ひのままは見つけられずに
8
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卓
木枯しに 弔う列は うつむくも 偲ぶ宴に 星瞬きぬ
6
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虹岡思惟造
香り立つサイフォォン珈琲飲みながら文庫本読む窓際の席
13
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へし切
ふるさとに幼馴染みはすでに亡く 望む景色のままに懐かし
20
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卓
微笑むと ただ嬉しくて 三度目の 春きて想う 旅立つ君を
4
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草木藍
星冴える冷たい夜の静けさよ空の深さにただ沈みゆく
13
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