朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
外套と呼んでいたほど古いけど父の遺品のコート良質
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平瀬たかのり
悔の字は心の毎と成る我の三十一文字はバラッドと成れ
8
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西手心黒
同調を待ってチラ見る気配する噂花咲くコーヒーサーバー
6
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へし切
笑い声 笑顔のなかの ひと時をしまし味わう この心地好さ
11
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茂作
木枯らしに味はますます甘くして 葱は冬こそ食ふべかりけれ
15
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三條
憎しみが痛みに変わるその前にあなたを忘れる 金平糖齧る
6
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横井 信
ゆっくりと昇る朝陽に陸橋の薄く積もった雪は溶けてく
11
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なりあきら
冬ごもり 人影さえも 見えぬ夜 月の明かりが 照らす夜かな
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び わ
貴方見て家内の声で庭に出るえんどう豆に見事な花が
6
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KEN
花も雪も時にあらがひ散り零るや のちには塵にあるいは水と
10
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あかぎり
ぬばたまの宵を照らせし玉兎 つきて読みとく 天の標を
6
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舞
何をかを求めて歩む頃は過ぎ酔いに微睡み時を待つ夜半
10
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西手心黒
狼の吠えたる喉は枯れたとて車中でブルース細く歌わん
5
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滝川昌之
初鳴きは早いでしょうか春鳥の寒がゆるめば気が急きもする
16
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舞
息白く消えゆく先の三日月に添いて美し宵の明星
11
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横井 信
単線の駅で始発を待っている風の冷たい冬の朝焼け
14
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秋日好
復帰した職場がくれた明細が見せる給与の驚きの額
12
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灰色猫
君の髪へ積もりし雪にふれられず雪に香りはあるのかと問ふ
14
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艸介
在りし日の心に咲いた椿花 桜みたいに散ればいいのに
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美生子
廃屋の生家に母が好みたる冬蒲公英は今や咲くらむ
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