詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
先駆者に学びながらも常識を常に破壊す狂人であれ
18
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林林
胡瓜蔓迷わぬように導いてその三本が育ち頂く
19
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林林
「咲いたよ」と吾子の指差す先見れば紫陽花哀しく微笑んでゐる
29
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秋日好
午後の畑ふらりと現れ水をやる採ったえんどう更に甘くて
18
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まあさ
半夏生に 現れ人を 戒める 妖怪「ハンゲ」 今日は何処へ
15
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夢士
雨上がり雲たなびきて山青く東北道や梅雨の夕映え
21
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石川順一
植木屋がビールを飲めば忘却しママのいかさま山道の杖
9
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石川順一
ポケモンが無性に見たくてヘルガーやトゲピー見れば人体模型
10
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灰色猫
人の目を気にして生きる悲しいね虚構に生きる人形だよね
18
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灰色猫
雨靴と水たまりとが出会うとき幼心はよみがえりをり
21
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灰色猫
頑強な安全靴の紐締めて固き線路の砂利を整え
20
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只野ハル
代り映えのせぬ今日の終わりにひとりいつものビールを飲んでいる
21
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山崎ふゆ彦
鎌倉のぼんぼり祭り夕されば火灯し廻る巫女の緋と白
5
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君丸
仄暗い 湖面突き出る 木の骸 恨めしそうに 僕を見ている
13
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君丸
もう言えぬ 想いはすべて 歌のなか 後悔すらも 風とたわむれ
14
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君丸
永遠は とまる事とも 思えたり 愛しき空よ 流れながれよ
22
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詠み人知らず
寢苦しき初夏の月夜に窓開けて 耳觸れてくる蛙の聲聽く
9
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詠み人知らず
芍藥の花 白羽の降り積もる 木陰に搖れし 蝶の溜め息
10
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大獏
闇の中 掻きむしる胸の苦しみはひかる術を知らぬ地蟲のごと
7
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へし切
大雨に降らねば水の気にかかり降れば降るとてはや送り梅雨
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