おおみはじめのお気に入りの歌一覧
恣翁
疏水より 山科盆地を 眺むれど 黄砂や街を 白く隠せる
17
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芳立
さかりゆくあまの小舟にともなはば波おと絶ゆな月かくす雲
9
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ねずみ
薪能 君が舞臺は 興福寺燃え盡くして夜 灰となるまで
2
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青木健一
およそ目の届く範囲に楽園や殺戮はないそういう午後だ
16
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金魚藻
北西の部屋は窓邊も暗ければ斑も少なしポトス芽吹けど
3
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狭霧
人の手に孵されし目高汝が世はぎやまんの鉢の円に尽きぬる
9
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恣翁
公園を 吹き渡りたる そよ風に 若葉揺らせる プラタナスの樹
25
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芳立
われになき心ありけりおのおのに舎利を収めてうた詠まるとは
9
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紫苑
風はらみ白透きとほるビニールの海月は空に浮かび漂ふ
17
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光源氏
見るからに君が宿世はこよなしと思ひあかしの春の松風
7
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詠み人知らず
願はくは散らせよ嵐この胸に空しくいまだ咲ける春花
8
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みみ松
にごり池力尽きたる青梅が水面を叩き金魚を誘う
9
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浅草大将
よろづ代に結ぶゆかりをことほげば色もめでたき亀戸の藤
14
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ねずみ
天翔る龍の跡を雲なぞる多田の空には仙境の書
3
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hana
日本では会社を家族と呼ぶそうな大連休の家族サービス
4
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狭霧
咲きおさめ土の褥に果つるべき花の黄泉路に灌ぐ村雨
6
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浅草大将
たか野やま月もたび路の春暮れておぼろの衣をあらふ玉川
9
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敷島ヤマト
死んだ時世界のひとの何分の一が涙を浮かべるだろう
4
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詠み人知らず
人は皆釣り合わぬもの欲しがりて餌に口あけし天望む鯉
9
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きりあ
卓上に鉛筆の影さして春頬づえついたわたしはいない
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