へし切のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
道路脇よごれた雪の壁の立つ 純白のまま溶けたかったと
21
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詠み人知らず
できるだけ心は軽いほうがいい 嫌みにさえも舞い上がるべく
14
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成瀬山水
風冷えて寂しさに飲むひとりざけ酔いは回れど寒さ変わらず
11
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ながさき
題目を 唱えることで 磨かれて 心の宇宙 無限の空へ
11
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矢車菊
失ってはならないものに気がついた ぼくもあなたもいまは大人だ
8
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矢車菊
許しあうこころのために花は咲く 季節はめぐる かなしみ乗せて
20
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夢士
れんげ草花咲く野辺の空高く青春の夢いまだ忘れじ
17
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浅草大将
ひさかたの天つみそらに続けかし人の嘆きのおほ土のはて
6
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衣良
ゴディバとか分かる舌ではないことを 知っててアンタに買ってくゴディバ
4
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衣良
「お兄さん、逆チョコですか?」と店員に聞かれて 引きつり気味の「そっすね」
4
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詠み人知らず
香具山に登りて見れば天の原霞むも著く春は来にけり
12
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さえね
神様のゆるしのようなひかりあれ さくらホテルの朝がはじまる
6
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さえね
冬月はかくも気高く照らしたり壊れたセロを抱く少年を
16
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さえね
ならぬことを言ってしまったせいだろうぼくのやまびこかえってこない
6
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夏恋
恋人と言いたかったのいつだって君からしたら大人の事情
19
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矢車菊
たおさずに食べることなどできなくてショートケーキは初恋の味
19
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月虹
液晶が無口な夜は世界から切り離されて空を見つめる
26
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詠み人知らず
カラカラと枯葉が急げと走らせる戸惑いの風吹き来るなかを
12
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悠々
知りそめし、ひとの便りか、風花の ふはりふはりと なにか云ひたげ
14
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悠々
春うれひ、恋を忘れた猫と我しみじみ語る過去の戦歴
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