藤久崇のお気に入りの歌一覧
矢車菊
ゆでたまごで作る黄色いチューリップあなたの今日に花を一輪
25
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矢車菊
消えていった花火を空にさがすように見上げることは思い出すこと
31
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虹と星
未明よりふられ続けたふり仮名も朝には消えてお前が読めん
8
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詠み人知らず
いにしえの物語 げにおもしろき 逸る心を抑えつつ読む
18
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野々花
思い出はいくつになっても美しく時に私を無口にかえる・・・
22
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万陽
卯の花に 生姜を忍ばせ 隠し味 亡母から我へ 受け継ぐレシピ
19
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絮谷新
靄覆ひし岸の向ふに虹懸けて水鶏の告げる暁降ち
20
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詠み人知らず
忍び入り心も合はせてふくらみを揉みて惑はす濕れる熱き掌
19
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へし切
早春の庭をめぐれば 黄金色 先立ち咲きぬまんさくの花
24
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千映
春だから気分転換高い目の化粧品買う吾にご褒美
12
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灰色猫
病院の点滴機器が猫ならばもっと心は晴れ渡るのに
18
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万陽
手回しの ダイヤル式の テレビ在り砂嵐の音 耳が覚えてる
28
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千映
義歯だから嫌いになるかと試されるそんな軽い愛ならいらない
17
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吉野 鮎
魅せられて光の春に薄衣春立つ風の透けるつめたさ
16
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灰色猫
みずうみになりゆく雪と薄氷に映る貴方の赤きパラソル
23
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灰色猫
曇天の色を帯びたるゆりかもめ風上を向き春雷を待つ
32
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詠み人知らず
忘れ貝 恋忘らるる不思議貝 いずこに行かば手に入るものか
23
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野々花
その指に絡めとられるためにだけ伸ばした髪が肩へと届く
21
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灰色猫
もし君の体とひとつになれるならのどかな君の瞳になりたい
22
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麻
雪わけて匂ひそめてむ梅の花むかし契りし人は見ずとも
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