詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
藍子
麦の秋風も静かに田を渡る車窓に映る長閑けき姿
12
もっと見る
千映
被災地にブルーばかりの鯉のぼり亡くなりし子に「忘れてないよ」
18
もっと見る
詠み人知らず
捲っては裏見てかなし恋ころもかたみの青も日追い褪せゆく
8
もっと見る
詠み人知らず
思い切り吹き抜けていく風を見てまだまだじくりと感傷あやす
7
もっと見る
詠み人知らず
犬の毛が足に触って泥濘に寝ている私をやわらかくする
5
もっと見る
コタロー
家々の隙間ガタガタ音立てて貨物列車が遠く過ぎ去る
5
もっと見る
コタロー
雨上がり泥に汚れた重機たち星空眺め明日に備へる
8
もっと見る
舞
戯れに吾に触れては散ってゆく桜ひと片北国の春
14
もっと見る
蔓葵
人知れず庭のすみれの花二つみつよついつつむらさきに咲く
14
もっと見る
KEN
乳首の雪影掠め舞ふ燕淺き緑の早苗も搖れて
11
もっと見る
恣翁
被災地の天穹 未だ明ければ 虚の 白き裏を思はす
15
もっと見る
芳立
月もなきわが夜のほかを見てしよりゆめも叶はぬ恋は燃えつつ
6
もっと見る
夢士
感性で付けられし名は数あれど継子の尻を拭うとは妙
15
もっと見る
北窓
ちぐはぐな花を選んでしまつたと雨の墓前で苦笑ひして
14
もっと見る
葱りんと
雨当たり 室内に干す こいのぼり だらりと伸びて 仕事した感
10
もっと見る
横井 信
休み明け雨の降る朝 蜘蛛の巣にしずくが光り仕事が浮かぶ
11
もっと見る
ことぶき
小雨止み雲流れゆき覗く月 かすかに滲み煌々と浮く
4
もっと見る
夢士
子嵐の三連休の時の過ぎいずれに居たか猫戻り来る
15
もっと見る
KEN
また今年緑を緑をしぼる古桜の虚に一厘立壺菫
7
もっと見る
ななかまど
雨の朝ケヤキの雨滴切れ目なく傘に受ければ梅雨の音する
5
もっと見る
[1]
<<
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
|
33
>>
[171]