詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
宴
死者たちが折り重なった線路上早く帰ろうおなかが空いた
4
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宴
かなしみを知っているでもないくせにじっと夕陽を見ているカモメ
15
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宴
どこへでも願えば届く今よりも幼いころは気球のように
6
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沙久
「生きている」その実感が消えぬよう 息ひそめ君の両の手を包む
15
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舞
ともに見た花の名はまだ知らぬとも別れきし夜の香の残りたる
17
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コーヤ
咲き誇るシロツメ草で飾り編み遊んだ昔懐かし想う
20
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コーヤ
風に舞うシロツメ草のざわめきは乙女ら喋る声に聞こえて
19
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灰色猫
もうヴァンパイアみたいにお互いに 咬み付きあって済んだ恋
11
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灰色猫
源泉を惜しげもなく掛け流す 大浴場で泳ぐ子供ら
9
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灰色猫
風呂上りピンクに火照った肌のまま 氷菓子をかじるしあわせ
15
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葱りんと
花苗を買い求めよう カラフルな洪水 溺れるのも楽し
11
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リクシアナ
枯れぬまま散りゆく性の花吹雪風は鎮まり時はためらい
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朔夜
待ちわびて來たる人でもあるまいに一縷にたくす朧月かな
6
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清泉幸春
病み伏せし一人の床に思ふかな夢路にぞ逢う人の面影
5
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詠み人知らず
腐敗した果実の甘さ頬張った 邪悪な人は ニンゲン全部
15
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沙久
ホームから始まる帽子の祭典は 終着駅で一層賑わい
10
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詠み人知らず
窓につく結露のせいだ 君見えず 指で何度も擦りに擦る
4
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夏緒
掬っても掬っても海 ひとときも僕の手には留まらずに、青
7
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高松 蓮
うなされて 手握る吾子の 穏やかさ 母なる我の 居る意味思う
6
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リクシアナ
緑風にしなる細枝の雪柳可憐に揺れる白き花の緒
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