御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
茂作
鶺鴒の小走り止めて振り子する 畑の蟲らが動き出すころ
15
もっと見る
さいおん
天原 仰而見者 朧月 須臾見欲 雲莫蒙
14
もっと見る
恣翁
地の中を虫の穿てる音だにも 聞こゆばかりに静けきものを
15
もっと見る
草木藍
あぢさゐの枯れ木のやうな枝の先小さき新芽の青瑞々し
9
もっと見る
虹岡思惟造
暮れなずむ川面に映る街灯の光は長く伸びて震えり
11
もっと見る
灰色猫
ゲーテからもらった恋を花束にしている恋に恋をしている
12
もっと見る
茂作
うち日さす古き都に旅立たん 咲くや散るやと花を思ひて
18
もっと見る
うすべに
散りそめる梅のかわりに桃の花 今年最初のうぐいすが鳴く
11
もっと見る
萱斎院
たがさとに鳴きわたるらむ わがさとは桃の花咲く春の夜の夢
11
もっと見る
へし切
澄みわたる 三月の空を見上げては 託せる夢のもてぬ吾はも
16
もっと見る
しきしま
花の色持たざる風の侘しくて梅の香をだに我がものと吹く
12
もっと見る
茂作
孫娘 男びな女びなを横にみて 兄に混じりて劍を振るふ
17
もっと見る
広葉樹
六甲の渓流きはまる布引の御瀧に激つ修験の思ひ
10
もっと見る
恣翁
最後まで 林檎の皮を 器用にし 剥きつる君の長き指はも
17
もっと見る
茂作
紅白の梅に杏子の咲き交じり 春を喜ぶ人の連れだち
16
もっと見る
舞
飛行機の 曳く雲の果て 手伸ばして 掴まんとした 少年の頃
12
もっと見る
うすべに
ふくらんで淡いみどりのゆきやなぎ 去りゆく冬にそっと手をふる
13
もっと見る
しきしま
我が惜しむ思ひを汲みて天つ風月返さむと吹きにけるかな
7
もっと見る
鞘森天十里
植木鉢落ちてぞ知るる春一番夜半に吹けるは優しさなるか
5
もっと見る
Hatabou
永遠の愛なんてないわという君を五十年後も想い続ける
6
もっと見る
[1]
<<
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
>>
[151]