詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
湯上りにまだ着たくないそのシャツはすぐに胸元汗にじむシャツ
13
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横井 信
気まぐれな猫の姿を思い出し草むら揺れる秋の畦道
12
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秋日好
明け方の窓に残った細月に病床の君重ねてみても
15
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夢士
虫の音の七つ八つと重なりて帰りし子らの顔浮かび来る
15
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滝川昌之
秋口の海辺の町を発つ汽車は引き潮のごと人返しゆく
14
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詠み人知らず
八月尽時雨るる蝉の声遠く秋めく空に鰯雲ただよふ
9
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舞
二千年信じられてる神ならば何故わたくしに奇跡見せぬか
5
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横井 信
大粒の荒ぶる雨に洗われた朝にあらわる黄金の稲穂
12
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KEN
夜半の雨 あきさめてなお 求めあふ 声湿らせて 窓にいくすじ
11
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舞
草原の地平の風の果てならんゆらり遊ばす秋桜の色
6
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うすべに
急ぎ足 灯りはじめる街あかり 人の恋しい雨の夕暮れ
11
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うすべに
雲切れて月ほのめかす秋の風 雨音やめば虫の音まさる
14
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夢士
見渡せばむかし新聞いまスマホ エスエヌエスの老若男女
13
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滝川昌之
黒蝶は昼なお暗き森の精 翳り纏いて陰わたりゆく
20
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詠み人知らず
しめやかに秋雨を聽くひなりけり 早やらかに灯ともる路地の夕暮
12
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横井 信
稲を刈る草の香りにつつまれて夜はやさしく街灯に降る
13
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KEN
きざはしに 殘る暑さを いだくやう 菩薩の肩越し やはらかき風
12
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詠み人知らず
たおやかに八十姥の盆踊り軽き仕草に年季の風格
13
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滝川昌之
席立てば少女のような笑み返し座る老婦に褪せぬ乙女よ
19
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夢士
子ら遊ぶ手持ちのカード「ばば」は「じじ」ジョーカーとなる顔はどの顔
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