成瀬山水のお気に入りの歌一覧
小幸
切るような寒さに心引き裂かれ涙が我を温め癒す
11
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亜梨
ペンの黒減りて手帳の黒増えて過ぎ来た日々の濃さぞ嬉しき
4
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矢車菊
生かされし意味を求むるてのひらよ二十年目の雪に祈りを
13
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節草庵
我が道に華はあるかと問いかざす君の残り香かすかに揺れて
10
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ふきのとう
テレビよりふるさと自慢の流れくるおでんの具材は我の好物
9
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桜園
新しいシャンプーにかえよう絡まりし心もすっきり解せるように
21
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芳立
励ましかさては咎めか寒風に洗はれまさる星のひかりは
11
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芳立
なつかれていつと知られぬたちあふひこむらさきなる君を待つらむ
74
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鍬乃呑
これまでの日々を思うなこれからの日々を憂うな今を乗り切れ
40
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舞
焦がれつつひと恋求む思いさえ痛きばかりの朽ちてゆく身に
4
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詠み人知らず
風すさぶ夕べの峯の梢より谷に響きて猿叫ぶ声
4
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矢車菊
お砂糖が崩れるように朝はきてわれは目覚めるひとつのレモン
7
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舞
年老いた背中がふたつゆっくりとならんで歩む言葉はいらず
11
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曜
ふりかえり ふりかえりみる 女々しさをあらし隱せよ 冷えたしら花
4
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みやこうまし
旭光に煌めき映えし白銀の花は萎れぬ 日盛るにつれ
13
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月虹
北北西六メートルで吹き抜ける風の声音も歌に変えたい
27
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夢士
侘助のそっと咲く庭風寒し肩をすぼめむ姿愛らし
18
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夢士
寒風の吹きすさぶ世の荒波に向かひ進まむ若者の群れ
16
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夢士
木々の枝泣かせて走る声聞きて一夜寂しく手酌酒のむ
17
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へし切
病む妻の介護に暮れる友おもふ かける言葉の無きぞ悲しき
19
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