KENのお気に入りの歌一覧
うすべに
気がつけば 八坂の塔に花の月 普段のように見る日夢見る
10
もっと見る
横井 信
動きだす街を抜けてく一陣の風にざわめく城跡の森
12
もっと見る
ななかまど
カーソルのごとく縦横うごきたる春苗買いてガーデンの妻
12
もっと見る
滝川昌之
薫風と猫バスに乗り病床の母のもとへとサツキとメイは
15
もっと見る
滝川昌之
メモでない自前の言葉はリーダーの本気が届くよく腑に落ちる
15
もっと見る
名鈴
岨上の 世を離れたる 庵こそ 隠士の心に 敵ふものなれ
11
もっと見る
ななかまど
実をつけるトマトの位置を測りつつ今年の苗の検地を始む
9
もっと見る
夢士
煌と照る月に照らされ路灯りコロナ禍のなか一人夜歩き
8
もっと見る
横井 信
やる事も見つからないまま休日の部屋で抱えるしびれた身体
9
もっと見る
吉野 鮎
憶良詠ふ可笑しみやがて哀しみに 幾とせの世もひとは愛しも
14
もっと見る
吉野 鮎
唐突にきみが死をきく 滿月があまねく照らす甍の連なり
11
もっと見る
幸子
寝静まる住宅街に音もなくまたたき続く夜の信号機
8
もっと見る
うすべに
水鏡 揺れるむらさき杜若 昔の人の旅路をしのぶ
10
もっと見る
松本直哉
新じやがと新たまねぎのとろとろのヴィシソワーズの夏は来にけり
5
もっと見る
横井 信
窓の外 そっとのぞいて巣ごもりの夕暮れにきくカミナリの音
9
もっと見る
ななかまど
早緑の色塗り終えし田おもてに雲うらうらと晩春の画布
15
もっと見る
名鈴
日並べて 寝も寝ず狂れ あはつけく 危ふき夜道へ 一人抜け出づ
8
もっと見る
吉野 鮎
遠雷と一陣の風吹き拔ける青葉濡らせて五月雨激し
10
もっと見る
滝川昌之
エッシャーの騙し絵のごと補助金に辿りつけない国の制度は
15
もっと見る
うすべに
うつむいた 四つ葉をさがす少年に 花かんむりの少女ほほえむ
8
もっと見る
[1]
<<
264
|
265
|
266
|
267
|
268
|
269
|
270
|
271
|
272
|
273
|
274
>>
[595]