夕夏のお気に入りの歌一覧
サルトル
ただ一人冬の街へと出て行くが得られるものは一つとてなし
6
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コタロー
冬鴉樹々の高みに止まりつつ何故かくあーくあー鳴ゐてをるなり
6
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灰色猫
青かりし父の残しし竹垣は今は朽ちつつ侘び寂びとなり
17
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灰色猫
草庵を抜けゆく風や茶を点つる主もあらぬ柴垣鳴らし
18
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へし切
悲しきは県民投票なし得ても国に届かぬ海人の思ひ
19
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横井 信
真っ白な洗濯物がベランダでそっと受け取る朝陽の波動
16
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夢士
咲き初む河津桜に鳥あそぶ見やる頬には如月の風
15
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コタロー
浮寢鳥日に照りながら水の上毛繕ひして搖蕩つてゐる
7
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つゆふみ
カーナビに導かれた夜「除染中」旗手招きす山木屋の前
18
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滝川昌之
一度固辞二度の内示で諦めて辞令一枚どこへでも飛ぶ
19
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可不可
言はれても降らなかったり言はれなくても降ったり雪は気まぐれ
5
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ななかまど
満作の黄色の糸は奔放に春をからめて君を待ちおり
4
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行中納言中将知師
あらたまの春の初雪かさなるを 眺めわぶれば静かなるかな
4
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石澤健
口癖は「そういうことにしてもいい。」真実虚構過去も未来も
1
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詠み人知らず
顔見せぬひとり娘を罵りつ誰が育てたと責める老母
4
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石澤健
気づいたか気づかされたか不条理に殺されていく知ったつもりで
7
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西村 由佳里
果てしない宇宙の中のこの星の君は大事なひとつの命
3
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舞
廻り来てもう何個めか年ごとにややビター増す妻のチョコかな
9
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KEN
まだ眠る 椿の魂を 見上げれば 朝陽に微か 春にほふ息
13
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秋日好
マフラーが落ちないように巻きつける母の手を今思い出している
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