幸子のお気に入りの歌一覧
近江の人
土筆摘み古希の二人が一時間小鉢に少しゆっくり食べて
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滝川昌之
後輩に司会をとられた円楽のように落ち込む河津桜は
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ななかまど
会話する声のだんだん高くなる雪解しずくの音かしましく
9
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コタロー
春休み子等は小さな冒險家神社の中を走り廻りぬ
6
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舞
その辺で気まぐれに買う安菓子に華やぐ妻の頬桜色
16
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矢車菊
自らは楽器たるもの 音楽を奏でるように生きたてゆきたし
6
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矢車菊
言いたくて言い出せなくて時だけが秋を深めていくようでした
15
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矢車菊
近づいてはまた遠ざかるこの気持ち花いちもんめ あなたがほしい
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矢車菊
トマトシチューはサンタクロースの色と言ふイヴの奇跡を信じるきみは
14
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矢車菊
春がくると告げにきたやう 天球をなぞる飛行機雲は、乳白
8
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矢車菊
灯を消そう 星を見るため いやむしろ見えないものを信じるために
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矢車菊
さくら草ひらきそむれば一年はかくも永くてかくもみぢかし
17
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秋日好
慾すれば言問へ春の短さを歎く五月雨空に蓄ふ
14
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秋日好
弥生半白雪の降る土曜日に鯉の若魚命抜けだす
13
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詠み人知らず
くはへこみはげしくゆるくなぐさむるわびねのとものらぶどーる(・・)
8
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詠み人知らず
男から女へオペして終われない 一生続くダイレーションなど
5
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詠み人知らず
見られたい読まれたいより 吐き出したい欲で詠まれた歌の引力
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月虹
ままならぬ今日の切なさ消すやうに今宵まだらに星かくす雲
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へし切
春ごとに花は咲くとて誰や見むいろはにほへとかひなからまし
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滝川昌之
枕木は空を見上げて過ぎし日の耐えた重みにふと息を吐く
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