恣翁のお気に入りの歌一覧
由良
春雨の優しい雫を浴びながら空を見上げる花の明るさ
10
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きりあ
科学者の耳に聞こえる囁きが小鳥の声ならいいと願う
11
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天野
たぶん、また、おんなじことの繰り返し。コップの歯ブラシ二本になった
7
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トーヤ
控え目な甘さのクッキーお返しで春を届けるストロベリーティ
5
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トーヤ
切なさと危うさが同居する少女キャンバスの前あなたを映す
2
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詠み人知らず
池の面に映る夕雲淡き朱をたたへて後に眞紅となりぬ
11
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揚巻
憎しみも愛も急がぬ昼下がり君が膝寝で奏でるラルゴ
9
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只野ハル
別れては愛し憎しもなかりけりただ思い出の君となりては
8
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天野
元通りに鏡の破片嵌め込めば昨日の彼を映せるかしら
5
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紫苑
落日にくれなゐ燃ゆる辻が花湖の辺に咲く彼を訪はまし
10
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影待みつる
田舎では十分それが不良だと言われて都会に憧れてたなあ
3
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じゆん
心臓のかわりにはめたメトロノーム リズムはとても誠実だろう
8
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詠み人知らず
惜別の哀しみにそっと寄り添って漂う甘き沈丁花の香
7
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音波
あのひとの教えてくれたひとつずつ染み入るように菜種梅雨降る
5
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天野
レストランのショウウインドウで気取ってる見本をかじったような気分さ
2
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ほたる
菜種梅雨 濡らせ清らかなる花を朝の光に満ちる一雫
5
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影待みつる
未来という漠としたもの重たくて 切り裂きたかった 吾の体を
5
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笑能子
言葉産む日々は務めに非ずしてただ業なりと静かに進め
3
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笠原宏美
骨と皮だけの幼子 隣には微笑む我が子 世界はひとつ
7
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ころすけ
哀しみも喜びもまた涙なり 桜が散るも生きてこそあれ
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