恣翁のお気に入りの歌一覧
神谷あを
煮込んできた二人のスープをこの春は温めなおしてくれるでしょうか
4
もっと見る
詠み人知らず
春彼岸伝えたいこと胸に秘め母の墓参へ心を馳せて
2
もっと見る
やねうらねこ
緋のいろのうつはの向かうお祈りのやうにあはさるきみの手のひら
4
もっと見る
やねうらねこ
うす膜に隔てられたる境界に二つの海のせめぎあふ夜
9
もっと見る
やねうらねこ
眠りゐるたましひの火を起こしつつ背をなぞりゆく君のゆびさき
4
もっと見る
やねうらねこ
問ふ君の揺るるまなざし受けとめてただひとつだけ明かり灯せり
4
もっと見る
やねうらねこ
しなやかな四肢でシーツを縫ふやうに蔓植物の擬態をとりぬ
4
もっと見る
詠み人知らず
亡き父母に何か告げたき思ひしてゆく墓の道咲く彼岸花
7
もっと見る
恋花
ただひとり砂場であそぶ幼子の築いた城ははかなくもろく
4
もっと見る
紫苑
おのれより背高き子の手を曳ける父の白髪を風な乱しそ
8
もっと見る
螢子
言葉などかける価値なき女だと君の中での我の存在
4
もっと見る
螢子
狭庭にも春来るらし知らぬ間に開きはじめしふきのとう摘む
14
もっと見る
螢子
すかんぽをかじりし日々を懐かしみ雑草として草引く我は
7
もっと見る
まるたまる
感ずるを感ずるままに詠めば歌 学者も主婦もサラリーマンも
4
もっと見る
さる
忌まわしき悪夢のごときことなりき十五年経つサリン・テロから
1
もっと見る
林ユキ
海にふる雪を見てゐる円窓にかもめの白がかすみゆくまで
11
もっと見る
えびフライ
ふんすいのふりそそぐしたこどもらのこえみずおとにまけずひびけり
10
もっと見る
えびフライ
ききとしていえにもちこむむしたちをははひきつりてされどうけとる
6
もっと見る
えびフライ
えほんもち よちよちきては とうぜんのごとくに ちちのあぐらにすわる
5
もっと見る
えびフライ
みみかきをしているうちに いつのまに ねむってしまういとしきおもさ
4
もっと見る
[1]
<<
2546
|
2547
|
2548
|
2549
|
2550
|
2551
|
2552
|
2553
|
2554
|
2555
|
2556
>>
[2560]