恣翁のお気に入りの歌一覧
だいだい
明けぬ夜などないと語るその瞳時に優しく時に残酷
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小夜子
花火より照らされている横顔に目がはなせない十七の夏
8
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詠み人知らず
痛みなど無いその恋の虚しさよ! 炎に飛び込め! 二十歳の君よ!
4
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さる
われ孫と将棋を指せど年波の挙句に負ける春の縁側
4
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きりあ
ネクタイを緩めてお茶を飲みましょうセ・パフェという名の香草茶を
7
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紫苑
永遠にひとも列車も来ぬごとくただ日差しあり無人の駅舎
16
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小夜子
学び舎に別れを告げるその日には君への想いも置いてゆきたい
7
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紫苑
草蘇鉄生ふる郷に育ちしひとと離りそはほろ苦き味とはなりぬ
7
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杏子
食事中 孫に 併せて 箸置いて何回も言う 頂きます と
11
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只野ハル
軽すぎる言葉を空に投げ上げて漂い落ちる様を見ている
5
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螢子
三日月は漆黒の空に金色の光り放ちて高きにおはす
5
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螢子
門灯の仄かな灯りに浮かびくる白き辛夷は闇の道標
13
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悠々
陽をあびて土筆がすこし伸びた日の聲は明るし倅の電話
18
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falcon
校門に君を待ち伏せ夕暮れて春風優しく花散りかかる
3
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falcon
砂浜に書く文もなくさくら貝ひとつ拾いて旅立ちたる日
13
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ほたる
春キャベツまだ哀しみも知らぬまま笑う少女の柔らかさかな
18
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藍鼠
まひるどき うまれたてかよまろぶ蝶布団叩きはちょっとおやすみ
4
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Kantの娘
独り居て見上げる窓の雲井には君を待ちたる臥し待ちの月
3
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藍鼠
電燈に闇はほとんど駆逐され忘れられたる夜のてざわり
19
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Kantの娘
春の気に深山の気色深く濃く世離れて厚く畳みなすかな
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