恣翁のお気に入りの歌一覧
ころすけ
茹で立てのアスパラガスにマヨネーズ やはり一本つまみ食いする
15
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紫苑
春雷の静もりゆけば横ざまに転がるヒールをそつと起こせり
13
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卯月
ご近所が干したシーツの花柄も華やいでいる三月下旬
7
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水葉
春雨に紛れて聞こゆ声探し現に求め抱ける枕
5
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リンダ
弁当の蓋を開ければ菜の花とわけぎのぬたが春を伝える
20
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やすむ
会いたいな 丘をくだって海の先通り過ぎてく今日の音速
6
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詠み人知らず
昨夜より熱出して臥す義母のため鱈鬻ふつふつと煮込みてゐたり
10
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ゆら
「うそついたら指、噛み切っちゃうから」指切りの後中指くわえて
2
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只野ハル
一輪の桜の花の目に留まり早や花の宴思い浮き立つ
3
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ほたる
着物には枝垂桜と牡丹咲き紫の袴 飛びたて我が娘
8
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只野ハル
わざと見た時計で測る恋心繋ぎ止めおくカクテルふたつ
7
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たんぽぽすずめ。
孤独寝を長く過ごせし人にこそ季節を問わず春の日は待つ
7
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只野ハル
巣立ちゆく娘に贈る母の歌励ます言葉優しき思い
6
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音波
さんびきのこぶたのように肩寄せて春の嵐をやり過ごす夜
9
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やねうらねこ
薄衣をまとひて巫女の目をしたるきみの耳朶へとくちびるを寄す
6
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やねうらねこ
抱きしめて胸のふるへをおし殺す影やはらかに重なりしあと
9
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四季野 遊
君を知り無邪気に恋していた頃のしきの あそぶに戻りたい夜
6
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詩月恵
春荒の夜がわたしに寄り添って包んでくれる眠りにつくまで
9
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垂々
カーナビの「自宅へ帰る」で同じ家に帰る権利を持たないままに
6
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藍鼠
電燈のあかりが星になりかわり遠く孤独に月はまたたく
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