灰色猫のお気に入りの歌一覧
安井シンゴ
れんげ田で遊びし頃の追憶の土の匂いを夕山に見る
19
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秋日好
飽きたなら「仮寝の庵の気紛れ」と 我が衣手が濡れるとしても
15
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千映
介護士の母さま逝ったと聞かされて「定命」の意味玄関で説く
13
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万陽
吾子と焼く お好み焼きは 真ん丸のキャンパスとなり ソースの目を描く
15
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野々花
風はまだ生まれたばかりの匂いして私の肩にふわりととまる
27
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石川順一
一つだけ恣意的な物茂り出し熊躍らせるネジを巻かねば
11
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九條千鶴
人々に季節外れと言われてもここにいると強く鳴く鳥
10
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千映
庭仕事増えれば部屋の少し荒れ気が付き性根入れ替える朝
13
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inosann
「何故生きる」等の考えも及ばない今はビッグバーンの真最中
15
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石川順一
近辺の撮影旅行としゃれこめば菜の花まだまだ咲いて居るかな
15
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利己翔
孤独でも異なる種類のものでしょうここは整形外科待合室
7
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西村 由佳里
スタタタと部屋から部屋へ掃除してかかった時間は二時間余り
9
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安井シンゴ
国道の静穏祈る道祖神 人影なしとて花は途絶えず
29
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野々花
透明な時間の流れに寄り添えば静かに揺れる木々が眩しい
27
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工藤吉生
誰も見てなければ頬にある肉を動かしてみるまだ笑えるよ
9
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九條千鶴
小窓から見える光の輝きを羨まがらずいれないのです
8
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石川順一
焼芋を久しぶりに食べ夕餉にはホタルイカある豚の腸肉ある
12
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詠み人知らず
春曉と會へぬ兄の名呼ぶ母の瞳に浮かんだ情景を想ふ
13
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大上
夏近く聞こゆ心地ぞ朧蝉一つ数へば堰を切るやう
11
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リクシアナ
眠る街そっと車窓に見送って鈍行列車は四拍子で行く
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