恣翁のお気に入りの歌一覧
トウジさん
黍魚子に酢醤油からめいただけばせめて春らし今夜の肴
7
もっと見る
ななかまど
命あることの喜び感じつつ 朝の珈琲一杯を喫む
14
もっと見る
ゆきみや
窓の外狐一匹雪の上音もたてずに駆け出してゆく
4
もっと見る
音蔵 雅秀
風もなく 陽の降り注ぐテラスにて 佇みおれば 顔あつきほど
4
もっと見る
美生子
名も知らぬ父祖の眠れるカロートの眞ん中に置く父の骨壺
8
もっと見る
千葉 甫
聴いているギターの曲に遠い日の弦の感触還る指先
8
もっと見る
継海
露受けて尚柔らかなヨモギの香冬陽の影はまだ土に冷たく
6
もっと見る
卓
諦めて 差し出す腕を 下げたくて 息さえ出来ず 立ち去る君に
5
もっと見る
横井 信
まだ風の冷たい丘の陽だまりにひとつふたつと梅の花咲く
12
もっと見る
仙人の弟子
月時雨 森のかおりと競演し 夜の帳は夢幻のごとし
4
もっと見る
継海
風の跡追いかけて来た白猫の耳をかすって花びらの降る
6
もっと見る
昼行灯
寒風に 素足見せたる若人の 入試に挑む意気や軒昂
5
もっと見る
音蔵 雅秀
「ただいま」に応う声ある幸せを 独りになりてしみじみと知る
5
もっと見る
美生子
音もなく時計の中を落ちてゆく砂ひと粒の命の重さ
14
もっと見る
ガビー
プロポーズ聞いていないと言う妻も いつの間にやら還暦となる
5
もっと見る
ガビー
指さされ冬の夜空に衛星の光跡を見た上賀茂神社
3
もっと見る
音蔵 雅秀
膝のうえ戯ぶわが子は 早や七つ 喋りもせねば這い這いもせず
2
もっと見る
び わ
貴方見て家内の声で庭に出るえんどう豆に見事な花が
6
もっと見る
茂作
木枯らしに味はますます甘くして 葱は冬こそ食ふべかりけれ
15
もっと見る
へし切
薄墨の冬枯れの空その中に野茨の実の其の色朱し
13
もっと見る
[1]
<<
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
>>
[2559]