御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
杏実
さみしいと思う気持ちに寄り添えし春の木漏れ日ふたりを包む
10
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虹岡思惟造
別れ際触れた指先花の冷え思い返しつ下る坂道
12
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はなしのぶ゙
幾千の夢を追いかけきし我の掴みそびれし逆剥けの指
4
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広葉樹
楚々と咲く日向水木の檸檬色 春の微熱を冷まし鎮めむ
12
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里香
春霞 逃げ出すような 旅をした 微かに縋る 思い出欲しさに
13
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鞘森天十里
わが世をば思ふ様にて生きたかり子といふものはなくてありなん
5
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茂作
おだやかな春の光りにまどろみて 常世の國を行き交ふ翁
13
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虹岡思惟造
春の宵川面に映る雪洞の灯りを揺らす花街の風
13
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秋蒔こむぎ
半月や泣きたい闇をなだめるな怒りの行き場失くす朝焼け
6
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舞
春初めし通学の道子どもらに混ざりてゆけば若草の香
12
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里香
ゆらめいて きらめき広がり とめどなく この手届かぬ 海の木漏れ日
15
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うすべに
花かおるおぼろ月夜のしろい蝶 闇をいろどるふいのおとずれ
14
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スヌーピー
泣き祖母の眺めて愛でし春の花最後の笑顏木瓜の咲く頃
9
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茂作
黄水仙 路のかたへに花咲きぬ 折りていけよと誘ふ如く
18
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KEN
默祷に 自ずと語る 十二年 内に永らふ 魂逹と共
11
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はなしのぶ゙
爽やかに笑まう貴女のそばに居てわれの懐裡に降るさくらばな
6
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はなしのぶ゙
潤む瞳に悲しみの海たたえつつふっと笑顔をむけくる貴女
7
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うすべに
そびえ立つ堤防ごしに春の海 まだ乾かないこころの涙
16
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滝川昌之
被災地に干支が一周戻りきて戻れぬ人を忘れえぬまま
21
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高松 蓮
早咲きの 桜と菜の花 香る野に 深紅に落ちる 山茶花の花
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