詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
うすべに
人知れず散り落ちた紅 木の蔭の蝉のむくろにそっと寄り添う
13
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夢士
涼しげに風に揺れをり玉簾狭き吾の庭朝露光る
10
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KEN
長雨に ぬれて偲ばむ 秋の月 實を裂く眞弓 闇に黒翳
12
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滝川昌之
踏み切りはスキージャンパー翅を出し対岸畔へトノサマバッタ
15
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詠み人知らず
一葉舞ふ秋の訪れ告げるかに おごれる夏の衰へを知る
17
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ながさき
変えられぬ 宿命などは ありません 自他の幸せ 共に祈れば
11
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ななかまど
五枚葉の若き白菜植えおれば夏の終いの空気の音す
8
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滝川昌之
遠雷が届いたごとく吠え出してまだ夏の中迷う老犬
15
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詠み人知らず
道すがら、夕空高く行き合ひのとけあふ雲に淡き日の影
11
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横井 信
秋空に枝をのばして風を待つ暑さ乗り越えほっと一息
12
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夢士
スーツ着て電動団扇かざしをり吾の手の扇子は右に左に
12
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へし切
吹く風の涼しくなりぬ 山の蝉 秋の響きの声たてて鳴く
16
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KEN
鴇色の 花はうつろひ 秋風に 戀むすぶごと むらさきの粒
12
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へし切
ぼんぼりの灯り恋しや風の盆 見たさ逢いたさ想いがつのる
15
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KEN
秋霖の 重みに沈む みやこ笹 見る影もなき山駈けの寺
12
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横井 信
ひつじ雲見上げてそっと揺れているエノコログサの穂先に触れる
13
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夢士
子ら去りて窓辺に一人夕月夜虫の音リィリィリィと子らに変わりて
11
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村木美月
君恋し 鳥のさえずり 秋の風 ふいに聞こえる懐かしき声
17
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荒野のペンギン
流れ落つ涙の止め方わからずに五十と四年生きてるくせに
5
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うすべに
虫の音の聞こえくる庭 蚊遣火の煙ながれて夏ひきもどす
12
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