ふじこのお気に入りの歌一覧
日置鳩子
肌には雨樋ありてさみだれのるると光を帯びて零るる
10
もっと見る
秋日好
うたた寝のたび掻き毟る首の根の君の湿疹治る暇なく
13
もっと見る
灰色猫
永らえぬ花の命を生きてゆく刹那であっても誰か潤し
23
もっと見る
大野 冨士子
桟橋にETに似た留め具あり 太い鎖が その首絞める
35
もっと見る
己利善慮鬼
飛ばぬ鳥も空が青いと知っていた秋は静かに紅になる
9
もっと見る
へし切
すすき野をすずろ歩けば秋の空ぬける碧きに浮かぶ言の葉
26
もっと見る
ながさき
晴ればれと 秋天一碧 心地よき 涼風そよぎ 若竹なびく
25
もっと見る
へし切
人は花 儚き故に愛おしみ 刹那に咲いて刹那を生きる
30
もっと見る
サヤ
あの人は今どこで誰と珈琲を飲んでいるのと秋風に聞く
14
もっと見る
元親兄貴
秋嵐 吹かせぬようにと 友たちが 明るい話題で 場を和ませて
8
もっと見る
半格斎
秋風の流るる稲田に翁立ち 黄金見しつつ顔ほころばす
21
もっと見る
inosann
歌うたび隣の友にハモられて心穏やかならざりし妻
24
もっと見る
サヤ
月明かりその輝きに魅了されてんとう虫が歌いだす夜
14
もっと見る
藍涼
友や友 君がゐない 家路とは 夕日が明るく 寂しいものか
10
もっと見る
へし切
月白に浮かぶ三日月さびしげに俺もお前もいつも独りぼっちで
24
もっと見る
滝川昌之
いつまでも世話が焼けると言いながら近い巣立ちを知っている妻
25
もっと見る
元親兄貴
ただ言葉並べて綴った歌であれのちに感動呼ぶかも知れぬ
10
もっと見る
サヤ
「こんなこと苦労のうちに入らない」昭和一桁生まれが笑う
13
もっと見る
林林
未だ見ぬ津軽海峡うたいます心は冬景色へと旅する
23
もっと見る
サヤ
ご利益が期待できそう巫女さんのましろき手から受けたお守り
8
もっと見る
[1]
<<
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
>>
[39]