横井 信のお気に入りの歌一覧
つばす
睡蓮の花玉弾けて早朝に 次々生まれるモネの世界
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茂作
朝清め今せし道に蹈み入るを いささか迷ふ吾の心や
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恣翁
明けてゆく空の光を含みつつ 帯状の靄 川下に這ふ
11
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うすべに
山ぎわによればひんやり抗って 名も知らぬ木のいのちの香り
12
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ななかまど
青く咲く勿忘草の花に似てか細き声で応えたる女
11
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滝川昌之
指さしてオーロラビジョンに映ってる家族が魅せるナイターの幸せ
13
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痴光山
はち切るる赤きトマトの薄皮の刃を滑らする終のプライド
5
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へし切
いちはつの花咲きいでて 梅雨の間の 眺め暮らせば 草のいきれよ
15
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舞
この地へと鎮め弔へ言霊を遺して哀しうたびとの墓
11
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日暮
クジラの子生きにくかろう今世ではモグラの吾も君とおなじか
4
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なりあきら
いつになく 光やさしき 朝なので 光る人にぞ あはざらめやは
5
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び わ
手話の道容易ではなし行き詰る本の中味が吾をすどおり
4
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茂作
茄子苗にいささか置ける干し藁の うましき香りほのに廣がる
11
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松本直哉
スマートフォンかざしててらすぬばたまの闇の奥処にひかる猫の眼
5
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水紫
二か月で 二転三転 目的地 刻一刻と 迫る留学
5
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滝川昌之
長靴と傘が歩いているみたい小学生の梅雨の行進
17
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ななかまど
アクセルを踏み込むだけのマイナンバー ブレーキを踏む術を忘れて
9
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うすべに
雨さけてまっかな薔薇にもぐりこむ 金緑色のみずたま背負い
7
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秋蒔こむぎ
夕涼み遠く眺めた対岸の街を冷まして紫陽花の雨
5
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へし切
現世に親を送れば 未練なく すぐにも行きたい君がすむ空
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