へし切のお気に入りの歌一覧
恣翁
呼び声の 哀しく震へ響きたり 冥途の奥まで沁み透るがに
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恣翁
三日月は 死を恋ふる詩綴らむと インクに浸れるペン先なるかも
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千映
独り身の 爺の夕飯 間に合わせおでん差し入れ 何度もお礼を
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千映
金木犀 洗濯物の傍で咲く花の盛りに 移り香少し
10
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千映
知らぬ間に 五千の評価 受けているうたのわ人に 感謝の言葉を
7
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千映
髪アップ 可愛い系の口紅を付けて気分を高揚させる
8
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千映
チリチリと 秋刀魚の焼ける音がする大根おろし 準備完了
5
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千映
息子より 敬老の日の和菓子来て父に早速報告の母
9
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野々花
一人でも淋しくないと見栄をはり義母は一日を猫と語らう
8
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野々花
微笑みし遺影に届く秋の風時に優しく時に激しく
10
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野々花
朝焼けの空に寄り添う彼岸花泣いてもいいかと呟くように
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詠み人知らず
競争を悪事のように決めつける 弱者の甘え 強者の傲り
9
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詠み人知らず
少年よ少女よ大志を抱くなら 父母の給与を 冷静に見よ
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詠み人知らず
川岸に赤い塊ゆらゆらと 忘れぬように 線香買うの
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詠み人知らず
世の中は五日連休そうかいな 僕らはきっと 世の外のひと
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一藤
残暑の夜 驟雨の後の静けさに 秋茄子甘く熟れにけるかも
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舞
月のふね そらの海ゆく あなたへと 星の波の間 みをつくし つつ
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舞
雨あがる朝に明ける空高みいわし雲ゆく秋たけなわに
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舞
鈴虫の秘曲を聞きつ白玉の秋のひと夜の独り酒かな
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詠み人知らず
平和とはグローバルなり火を灯しわを組みたるよ大和の国も
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