詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ラベンダー
静寂な 京の水面に 木々の華 過ぎゆく秋を 映し昇華す
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月虹
強風の過ぎたる日には帰り道君よ夜空を見上げてほしい
64
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月虹
街中の恋人達を寄り添わせ強く優しく北風はゆく
64
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吉野 鮎
まつすぐにもみぢ饅頭すきといふ直球勝負のたつちやんが好き
15
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半格斎
落葉松葉 池を隠して水底の 鯉の行方を誰かや知らむ
17
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石川順一
カインズでブリッコカフェがありました買い物かごがうるさく置かれ
13
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灰色猫
許されぬ恋と罪とが燃えていたデコルテだけがあなたとの証明
18
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灰色猫
晩秋の冷たき雨を浴びながら冬眠できぬ生き物と知る
27
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へし切
がんばれと言わずに人に寄り添える孤独と生きるも悪くはないと
31
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半格斎
腰かがめ古稀近かりしわが妻や 苗植ゑかへる小春日の中
23
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滝川昌之
百舌鳥の啼く雑木林に踏み入ればザクザク沈むワラビーブーツ
27
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リクシアナ
銀色の香り膨らむ葡萄酒に委ねた夜の秋雨を聴く
25
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石川順一
起重機は今日はお休み平日にかすかな震えを部屋にもたらし
15
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日置鳩子
入日さす池泉の庭に人絶えて藤の黄葉のそそと吹かるる
21
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恣翁
湿りたる落ち葉の醸す 白樺の林の匂ひに しみじみ浸りぬ
22
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石川順一
「この遊具つかえません」と宣言し子供を減らしもうすぐ三時
10
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灰色猫
暗闇を己の闇を見るための鋭い鷹の瞳をください
18
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灰色猫
あまりにも眠りが浅く辛い夜は月とワインで一夜を明かす
17
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滝川昌之
転居先告げぬ隣家の荒れ庭のナナカマドにも秋は色づき
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たたみの目
今ここで 生きる喜び 作りだす 昔を見ずに 明日を悩まず
10
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