横井 信のお気に入りの歌一覧
うすべに
田鏡も稲のみどりにおおわれて 豊作いのるたこの酢のもの
7
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へし切
戦争の悲惨な記憶が消えてゆく 礎に刻むその名は悲しも
13
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fate
夏至の朝 起きなさいと声かければ 子のベッド大きく伸び縮みす
2
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夕夏
あのひとにぐうぜんであうことなどはもうないだろうときのへだたり
2
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小林道憲
残業を終えて帰りし我が家の灯りうれしき夫影大きく
5
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舞
何処からか妻の摘み来るみどり葉の何色に咲くつぼみ紫陽花
8
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び わ
はいこれと家内帽子を手に捧げ似合いますよと粋な贈り物
4
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茂作
嬉しくもさやかさやかに聞てけり この夏の日のうぐひすの聲
14
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松本直哉
希望とふ羽をもつ鳥たましひの奥処にありてひそかにうたふ
5
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小春空
最高の歌が出来たと思ったら目が覚め夢にわする哀しさ
5
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うすべに
くすのきの葉擦れのうたを追いかけて みどりの鈴が揺れてこたえる
8
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KEN
紫陽花を 手鞠に仕立て リズミカル グループホーム 庭のさみだれ
7
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滝川昌之
回数に制限のある痛み止め風でも疼く発作起きるな
12
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ななかまど
電柱の陰から手だけはみ出して信号を待つ影法師かな
12
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痴光山
古新聞を戸口に置く家々のふくろの様と掛け紐の相
3
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へし切
明時の夢のたぐひか 雨くらし 木末に白き 朴の木の花
12
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なりあきら
真夜中に 鳴いているのは 蛙たち 明日は雨だと 伝えるように
4
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千草
君遺す苦悶の姿に我を忘れたじろぎ叫び泣きすがる我は
7
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舞
口聞かぬ妻をしり目に一二杯機嫌とるのは呑みてその後に
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恣翁
梅の実の落ちて 我が身の衰へに 思ひを致す返り梅雨かな
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