詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
松本直哉
いちはつの花咲きいでてたらちねの母の忌日のしづかなる午後
10
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朔夜
透けている不織布マスク一枚の防御で向かう満員電車
12
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うすべに
野の花にやさしく触れて名を告げた 頬をはさんだ同じしぐさで
14
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び わ
ゆらりゆら洗濯物が風に揺れのどかな春の陽気ではある
10
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夏深
人の世の災いものともせずに今見渡す限りのああ春景色
19
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名鈴
厭はしと 思すなよ君 奇怪なる 隠ろへ事を いかに明けまし
9
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KEN
癒えぬ物 木末に殘し萠えにけり 春の日流す川邊の楊
13
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名鈴
若き日に し残したるを 思ひ出で 心騒ぎて え打ち置くまじ
8
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夕夏
けんさよりさきにしきざいあまることしんぱいらしきこうせいよさん
2
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名鈴
埋もるる 砂金花と なりたるか 盛りの山吹 春日に輝く
11
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名鈴
ふるさとの 雲の様子を 見る慣らひ 今は疫病の 便りに戦慄く
14
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河のほとり
藤の花そよぐばかりに何となく心にかかる風の行方か
9
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夕夏
こぞなつのもうしょうがないゆりもどしさむいしがつはころなのためか
6
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夕夏
まいなんばーかーどのふきゅうできぬはつうしんかいせんのしんようど
2
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夕夏
ことばであそべぬかんじはいやだからかんたんたんかみそひともじで
3
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夕夏
どっどっどやつだにひびくこううんきそうしゅんのかんきのみちるあさ
6
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名鈴
二人して 浮き雲に乗り 霧の中 風を飲みつつ 海まで行かむ
10
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えんとつcafé
夜勤明けネクタイゆるめ窓に置く眼鏡で透ける土曜日のそら
14
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まった
酸っぱくて甘くて危険で濃厚なさんみつ食べに外に行きたい
6
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えんとつcafé
履かれない母のサンダル縁側の日差しにならび桜載せる船
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