falconのお気に入りの歌一覧
波江究一
終戰の日の玉砂利を踏みつ來ぬ白鳥うごかざるお濠端
6
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のびのび
成人式ニュースに嘆くこの島は守礼の邦だったはずなのに
7
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まるたまる
それぞれの思い絡まっているようだ誰彼気にせず詠めたらいいのに
8
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真田 虫太郎
疾きこと あたかも風の 如くにて いずれも彼の 後塵を拝す
1
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うにうに
行く夏の叫びでありたい 筋雲は流れるままに空高くある
7
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楓
帰り道沈む夕日のひかり浴び心の中はたそがれ色に
6
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鷹雪
真夜中に洗濯物を畳みつつ過ぎたと気付く終戦記念日
9
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東娘
モボなりし祖父の陽気なヴァイオリンついに鳴らざる戦後をおもう
22
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只野ハル
撃たないから撃つな武器を捨てるから捨てろって言って怖いの終りだ
8
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公子
平和とか愛とかすべてひとくくりテレビの人はしあわせそうだ
10
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詩月恵
もういいかい まあだだよ もういいかいもういいよ は言えないままに
5
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紫苑
「ああこれで気兼ねなく外を歩ける」と言ひし曾祖母はそを開放と捉ふ
6
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きりあ
戦が終わってもかよちゃんのキユーピー人形かえらない晩夏に
4
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氷魚
折鶴が一斉に空を目指した日神でなくなった ひとの声を聞く
9
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たんぽぽすずめ。
倒れ伏す 兵士を撮った ロバートの自画像の目の 奥に見む 朝
6
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じゆん
まだ何もしてない夏が過ぎていく セミよ頑張れ 鳴け まだ死ぬな
5
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浅草大将
いしぶみに子等は戦を思ひおり刻める文字を今は問ふまじ
18
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詠み人知らず
炎天に紅く咲いてるサルスベリ汗だくの私うえから見ている
3
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紫苑
贖えぬものがまことの富ならば我にもうたのひと粒があり
8
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虹雲
巡りきて帰り行く日の風に会う陽炎立つ野に線路消えいく
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