詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
吾が胸のさても心は変わらぬを憂きに堪へぬは老いにぞありける
25
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祈り花
惡阻など知らずに過ぎし吾故に堪へる娘をただに見守る
6
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滝川昌之
足はつり薬缶の水をかけられてそれでも走る楕円球めがけて
27
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祈り花
歸る子に梅干し持たせ見送れば亡母の仕草をふと思ひ出す
11
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石川順一
昼の月軍用ヘリの幻かクレープ食べてチョコリッチかな
10
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吉野 鮎
あつけらかん詠ひしうたのあかるさよきみも雛罌粟われも雛罌粟
17
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千野鶴子
「嘘だろ?!」と誰にともなく呟いた雪降る朝のあまりの白さ
8
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吉野 鮎
まごころをこめて歡ぶうたに醉ひ艷めく花芯の妖艷に癡る
15
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みつ鷹
中吊りは人の人生そのままに 式場斎場 薄毛に脱毛
6
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秋日好
夜の縄は妻が真顔で泣き叫ぶ朝のお風呂は償い成して
9
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秋日好
首元にあった私のはくちょう座屑星増えてもう辿れない
19
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inosann
帰る家わからなくなりし義母となり同居を急かす吾の心中
23
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新座の迷い人
就職時 祖母に賜る 布団だが 懐かし惜しみ 廃棄に決めた
10
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舞
吟遊の詩人とならば何処にて朽ちてゆくのも一葉の詩
16
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び わ
簡単に壊れ砕けることはある工夫し手添え壊さぬように
6
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とはと
耳打ちと約する指の口は笑み摘む親子と菓子が甘くて
5
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詠み人知らず
何しても溶けてくれない どうしよう こんな大きな好きのかたまり
16
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詠み人知らず
い回む朝 牙噛む昨夜の 手活け忌む 陵ずるもまた 莫逆の愛
9
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詠み人知らず
年末ゆ 体の動く今時分 そろそろ始むる大掃除かな
8
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詠み人知らず
わからない 何と闘う どうしたい 己心の闇をビビりつつ掘る
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