幸子のお気に入りの歌一覧
灰色猫
凶暴な子猫のままで生きてゆく麦茶のパック破るくらいの
18
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恣翁
摘みてけむ蓮華の束の 陽炎に 置かれて 幽かに揺るる道祖神
17
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翠燕
一度きり 縁あらばこそ 巡り会ふ 一期一会の はかなきを知る
22
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詠み人知らず
雑草と思へど摘めぬ 側溝の隙間 一途に笑めるを見れば
15
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横井 信
雨に濡れ若草のいろ沸き立ちて 歩みを止める面影探し
16
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舞
花咲かぬ木の青葉さえ心待つ残雪の山北国の春
15
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藍子
今出来る仕事は何かと問うならば疲れを癒すそれが大切
12
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藍子
病院の庭にそびえる桜の樹蕾色付き開花を待つ日々
11
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藍子
団子より娘と見たい夜桜よそれを頼りに我闘病す
13
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ことぶき
染み付いた煙草の匂いに胸焦がす 彼のセーター羽織る薄明
8
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ことぶき
春嵐 身に刺すように着く知らせ 想い拭えぬ彼の結婚
10
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ことぶき
新しく来た保護猫の毛の色は 茶トラならぬクラシックレッドタビー
6
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ことぶき
列島の桜は緑に変われども 我が三毛猫のさくら耳愛でる
5
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秋日好
ヴィオロンの音さえ逆撫でする夜は何かに熱中しないと危ない
17
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秋日好
これでもか 畑半分耕してソラマメ植える 居座ってやる
10
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詠み人知らず
心模様 男も女もあらで あるものを 他人の理解の及ばぬ哀しさ
14
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詠み人知らず
外国の「差別するな」の根底の既成概念そこから異なる
10
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詠み人知らず
貧しくも明るく豪放なる性質に人の集へば楽しかるらむ
10
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滝川昌之
大海へたどり着けない大勢の淀みで溜まり眠る花弁よ
18
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詠み人知らず
渡さぬが名の無い境に独り立ち波を造るは得手であるから
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