恣翁のお気に入りの歌一覧
螢子
万葉の花咲く庭に佇めば五月の風は頬にやさしき
23
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氷魚
知りたくは無かったひとの優しさはわたしをただの 弱者に変える
5
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螢子
写真とは真実映すものらしい笑顔引きつる心の沙漠
7
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詠み人知らず
吹きすさぶ風に藤波色あせてかつは夏めく青き山影
10
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ほたる
無防備にむき出しの心うす緑 春キャベツのごと君は十八
8
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ほたる
熱き湯に放てば風吹く心地して緑目覚めるブロッコリーかな
6
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わこ
大切な彼氏に「弐万でいいわよ」と言った私は最低の女
7
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卯月
この街で生きると決めて嫁ぎしに吾が背は移住の夢をば語る
4
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おおみはじめ
飲み残すコーラの泡はぽつぽつと人もまばらな端午の節句
4
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詠み人知らず
港町 路地裏の道 行き止まり 石垣の上 菜の花の笑む
7
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まるえふ
無機質に倉庫の並ぶ埋立地フォークリフトは行ったり来たり
7
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篠原
君の顔見たくて、眼鏡掛けたのに するり、奪って くちづけなんて。
4
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柊子
春眠に 耐へられなくて 眼鏡取り感じる風に 夏を見てゐる
3
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トーヤ
表情がガラリと変わる深々とシートに腰をかけてるだけで
6
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さる
雲垂れし五月の空に泳ぐこと忘れたりしかこいのぼりなり
7
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風橋 平
美しくうべなわれたりふるさとはときに林檎の白い花季
15
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水島寒月
暗き檻に横たはりゐる老ひ獅子の吠ゆるもならず目をしばたたく
4
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詠み人知らず
怯えても悩んでいても来る時は来ると覚悟し今を生きたい
5
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木村ぽて子
快楽を求めて食ってヤって寝てなのにこの虚無感はなんだろう?
3
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金魚藻
在りし日に絡めた指はいま独りわたしは、君の友たり得たか?
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